米国では今、IT革命に続く新たなフロンティアとして、バイオ・サイエンスが注目されている。 中でも、超高速・大容量のコンピューターやアルゴリズムなど高度な情報技術を駆使して、 塩基配列情報やアミノ酸配列情報、さらにはタンパク質の構造や機能、 遺伝子発現のメカニズムなどを読み解く「バイオ・インフォマティクス(生命情報科学)」は、 バイオ・サイエンス進展の要であり、その進捗によって人々の健康や医療分野に革命的な変革をもたらしつつある。
今回は、ヒト・ゲノムの全容解明によって一躍脚光を浴びた米国の 「バイオ・インフォマティクス」を主要テーマに、 最先端の政府機関やベンチャー企業を現地視察することにより、 バイオやITに象徴される日本と米国の研究開発体制の違いを検証する。
9月11日
9:00~12:00
NIH (National Institute of Health 国立衛生研究所)
- 科学政策室
- クリニカル・センター(Warren Grant Magnuson Clinical Center)
- バイオテクノロジー情報センター
14:00~15:45
セレーラ・ジェノミックス社 (Celera Genomics Inc.)
9月12日
9:30~12:00
NASA ゴダード宇宙センター (Goddard Space Flight Center)
- センター長室
- 技術商業化室
- 地球観測衛星部
- ハッブル宇宙望遠用クリーンルーム
15:00~17:30
NSF (National Science Foundation 国立科学財団)
- 計算情報科学技術局
- 生物科学局植物ゲノム研究室
- 工学局新産業室
9月13日
13:00~17:00
MIT (Massachusetts Institute of Technology)
- メディア・ラボ
- ゲノムセンター(Whitehead Institute for Biomedical Research)
- 産業連携プログラム(ILP)
- 脳科学センター(利根川 進 教授)
9月14日
10:30~14:00
ミレニアム・ファーマシューティカルズ社 (Millennium Pharmaceuticals, Inc.)
15:00~16:30
バーテックス・ファーマシューティカルズ社 (Vertex Pharmaceuticals Inc.)
9月15日
9:00~13:00
IBM Deep Computing Institute (ワトソン研究所)
15:00~16:30
OSI ファーマシューティカルズ (OSI Pharmaceuticals Inc.)