教育活動
「作新学院」理事長として
作新学院は、幼・小・中・高・大学・大学院まで、約6500名の在校生が集う総合学園です。創立は開国まもない明治18年(1885年)、世界にキャッチアップできる学びを実践し、グローバル人材の輩出を目的に建学されました。
教育方針の主柱は「自学自習」。自らの頭で考え、自らの心で感じ、自らの意志に基づいて高い志を掲げ行動する人材を育むことを、教育の基本としています。
学院名の「作新」は、中国の四書五経の一つ『大学』の一節「日新、日日新、又日新…作新民」に由来します。「常に変化し続ける世の中に対応できる、新たな人材を作らん」という意で、かの勝海舟によって命名されました。
不断の自己改革によって、社会に“革新(イノベーション)”を起こすこと。それが、作新に集う私たちの使命です。
「作新民」の精神が原動力となり、東大・京大をはじめとする難関大学への合格者やオリンピック金メダリストなど、文武両道を体現する人材が輩出される一方、「アフリカ一万足」プロジェクトや各地への復興支援など、地球規模での社会貢献活動を日々実践することにより、未来を自分たちで拓くための総合的な「人間力」を培っています。
中でも130周年記念で設立された「作新アカデミア・ラボ」では、グローバル化が進みAI時代が到来する激動と混迷の未来をリードする人材育成に向け、「アクティブ・ラーニング」と「イマージョン教育(オールイングリッシュ授業)」を主軸とした先進的な教育が行われています。
建学当時から貫かれる学院の気風は、「一校一家」。現代語に意訳すれば、まさに「One Team」です。
“世界を変える、未来をつくる”という志のもと、経済格差や気候変動といった地球規模の課題でさえ「One Team」で乗り越えていける。そんな作新学院であり続けたいと願っています。