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「週刊朝日」,101巻35号,朝日新聞社

「週刊朝日」
101巻35号
朝日新聞社




百鬼夜行の政治の世界でこれが事実と発言できる

参院議員 畑 恵(34)

 私のホームページでは毎週、政治の動きに関する最新情報を「今週のトピックス」として掲載していますが、五月下旬に船田元代議士が新進党の総務会長代理を事実上、解任された背景と「鳩船新党」の行方について書いたら、夕刊紙で大きく取り上げられたことがあったんです。

 たまたまインターネットの件で取材に来た方が、このページを見て「これも記事にしたい」といったのですが、私が逆に教えられたのは、夕刊紙の編集長さんが「これをファクスで流してもおもしろくないが、インターネットに掲載したところがいい」と考えたという点なんです。

 特に新党問題など、記者の方々はどうしてもセンセーショナルな方向に走りがちですが、政治の世界にいる者として「実は事実はこうなんですよ」と発表できる場が確保されているということは、非常に有効だと思います。

 ホームページは昨年の十月から開いてます。参院選に立候補したときから、情報通信分野を専門にしたいと考えていましたし、家族にエンジニアがいますので、アドバイスも受けています。

 政界にもだいぶインターネットが普及し始めましたが、これで一気に電子民主主義へ向かってしまいますと、すべてを国民投票で決定し、政治家なんていらないという極論が出てくる恐れもあります。仮想の世界と現実の境目が不確かになると、現実の苦痛や面倒から逃避し,理想論だけで突き進める仮想の世界へ深入りして、日本のような全体主義的な素地がある場合、バーチャル・リーダーによるマインドコント口ールも危惧されますからね。

 政界入り前に二年半ほどフランスに在住しましたので、そのとき籍を置いていた仏文化省のホームページはよく見ます。凝ったものが多く、洗練されたセンスや遊び心には感心させられます。これに比べると、日本のお役所のホームページは白書やパンフレットと同様、感動が少ない。

 よく利用するのは朝日、日経など新聞のホームページ。数時間おきに情報が更新されますから。私はアートなしでは生きられないので、ウェブ・ミュージアムや大林組マルチメディアスタジオで仮想展覧会をのぞくのも好きです。富ケ谷は若者情報のチェックに使っています。

 横浜市立本町小学校は、私の母校でもあるんですが、全国百校のインターネット実験校に選はれて、ホームページを作っているんです。先生も熱心だし、子供たちが心の底から楽しんで作っている熱気が伝わってきますね。

 ツール(道具)としての可能性は無限大のインターネットですが、半面、著作権やセキュリティー面でも問題は山積。選挙時にホームページはどうするかの結論も出ていない。法規制するといっても、規制がないのがインターネットの本分ですし、国境もないので日本だけでは打つ手がない。ツールに人間が振り回されないためには、世界中がこの課題に早急に取り組む必要があると思いますね。



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